呉屋 朗のクリスマスなクール日記

2000年12月上旬

So Cool Diaries for Christmastide
 

                         
☆基本的に文中の敬称は略しています☆


▼ご希望の日付けまでジャンプ!
2000/12/01(金) BSデジタル
2000/12/02(土) 始球式
2000/12/03(日) シャレード
2000/12/04(月) er余談
2000/12/05(火) そうだったのか! 現代史
2000/12/06(水) U2
2000/12/07(木) 火の九日間
2000/12/08(金) 女性専用
2000/12/09(土) 密室教室
2000/12/10(日) ヒゲのOL……でなく

2000/12/01(金) BSデジタル

 朝は雨、のち晴れ。

 流行語大賞、おっはー。主催者や受賞者は、ほんの少しでも山寺おはスタに触れたのだろうか。そうあって欲しいのである。

 MacPeople読む。OLIOで買った流体軸受HDをiMacに入れる記事。むう、静音化のみならず起動が速くなる効果まであるだとう。聞き捨てならぬな。
 しかし、わたしはPowerMac7600なら暗闇でも開け閉めできますが(^^)、iMacをバラす勇気はないです。記事にもあるけどバキっ! と音がして、わたしの場合はさらにナニな事態になりそう。iMacにガムテープ。

 ニュースステーション、ビートルズの秘蔵映像、アイ・フィール・ファイン。おお、いま見てもなかなかかっこいいです。

 BSデジタル放送の開始日。わたしは保守的な人間なのであまりピンとこないです。既存の放送を見るだけでアップアップなのに、というのは諸兄々も同じでしょう。各局の投資が無駄にならないことだけはお祈りします。
 ひるがえって、地上波デジタル化は国策だから、経費は全額国で負担しろ、と民放各局は要求してるそうですが、それもどうかと思うけど。インタラクティビティが便利、とかいうけどテレビを見ながらうたたねする権利まで奪われるのかわしら庶民は。
 勤めてるとき、BSに早くに加入していた社長に「どうです?」と訪ねると「入っていてよかった、と思うときがあるね……月にいっぺんくらい」と社長。BSデジタルもしばらくのあいだはそんなもんでしょう。需要のないところにムリヤリつくるのを「消費者のニーズを先取り!」と呼ぶのはあいもかわらず。……「ビーエスアーイ!」と叫んでるのは水谷優子だろうか……。

 野中広務が幹事長を辞任しましたが、べつだん議員をやめたわけではない。彼が失脚したり暗殺でもされない限り、NTTは国民のためになることはしないでしょう。……あっまたNTTの悪口を書いてしまった。ごめんなさい。


2000/12/02(土) 始球式

 晴天。

 ウォッ!チャ少し見る。イチローがソニックス対レイカーズの試合で始球式。バスケに始球式があったことを初めて知りました。始球式っていうから、あたしゃてっきりフリースロー、あるいはトランポリンでポーンと飛んでダンクでもするのかと思ってましたが、オフィシャルにポンと渡しただけでした。ははは。イチローのおかげか、ソニックスが大勝。一流選手は運や勢いを他者にまで呼び込むのか。うーんおそるべし。
 イチロー夫人とかに関しておもしろいコメントをするひとがいるな、と思ったらやくみつる。やくさん、しゃべりおもしろいですね。

★いしいひさいち「女には向かない職業2」(東京創元社)読む。藤原先生のスピンオフパート2。サブタイトルはどうにかなるわよ。すばらしい。

 ニックス対ブルズ。ブルズ奮闘するも5点差。いい試合でした。惜しい……。

 消毒し忘れたのか、ささくれを引っこ抜いたところが少し膿んでしまったらしく、お医者に行かなければなあ、以前ねんざで通った形成外科でなぜか巻き爪まで治してもらったので、そこへ行くか……と思いつつ、なんとなしネコ用の傷薬をつけたら一晩で傷みも腫れもひいてしまった。硫酸ゲンタマイシンとか書いてあるからおそらく抗生物質なんでしょうけど、ううむ。


2000/12/03(日) シャレード

 曇天。

 テレビ欄にシャレードとある。ヘプバーンの映画でしたっけか。おなじヘプバーン主演だと、おもしろさでいえば「ロ
ーマの休日」なんかより100倍すごい映画です。もうディテールは忘れましたが(^^)。
 ピンク・フロイドの「Pigs」の訳詞で、ハハハまったくおまえはシャレードだ、って感じで訳さないで書いてありますが、日本語にしにくいんですかね。長くなっちゃうのかな。車の名前にもありましたが、映画のタイトルから雰囲気だけもらったんでしょうか。

 言葉狩り。ビッグスピリッツだったかしら、机上の九龍(きじょうのくーろん)というまんががあります。いぜん社員旅行で香港に行きましたが、そのとき見たガイドブックには「『九龍』はキュウリュウもしくはカオルーンで、クーロンとはけっして読まない」と書いてありました。ガウロンとも読むのかな。クーロンってマージャンっぽい読みですよねなんとなく。ロス・アンゼルスをロスと呼ぶのとおんなじかしら。だからといってエルエイと呼ぶのは気恥ずかしい、と誰かの小説にありました。それもそうですね。ちと余談。……金春智子のだったかしら。ちがってたらごめんなさい。
 いまは状況が変わってるかもしれませんし、まんがなんだからべつにかまわないんですが。きちんと調べてないのでちょっと失速。


2000/12/04(月) er余談

 買ってちょうだいッ。くどいか。曇天。

 NHKBS、東大の先生をまじえたなんとかフォーラムをチラと見る。寺島実郎らしきひとや雅子さまのお父さんとかも出てました。だれかのことば「……電車の中で大人がまんがを読むのは日本だけのことで……」。切る。

 臓器コーディネーターがひとさまのお金を着服したとか。カラダで払ってもらおうかい。
 昨年から脳死判定に関する報道を見かけますが、さいしょのころ、なんでそんなに大騒ぎ? と諸兄々もお思いになったでしょう。「er」をNHKでやってるから、けっこう啓蒙されているのでは? と思ってましたが、それほどの影響力はないか……。あのドラマには臓器コーディネーターが出て来ますね。もう世の中はそういうもんだと思ってました。現実とフィクションの区別がついていませんねわたしは。
 いっぽうで、そのerの国アメリカ合衆国でも、ヤハリ臓器提供が割り切れず、苦しんでる遺族がいるのもまた事実らしい……。テレビ見ただけであれこれ考えるのはいかんですね。反省しつつ寝ます。

 「er」っていえば、ウィーバーがみんなに嫌われ憎まれしながら安全管理システムを導入してましたが、医療関係者も、忙しくてもあの番組くらいは見て参考にするべきだと思います。単純ミスが実際に頻発しているとしたら、医療関係者の重労働もあるだろうけど、やっぱりだいじなことをアイマイナアナアでやってるからだと思います。
 ウィーバー式の、擬似的にでもコントロールルームをつくって情報を一ケ所に集中して明示、っていうのはたぶん軍隊運営のシステムだと思いますけど、医療だけじゃなくてすべてのチームワークに応用がきくと思います。ハイテクなんか必要無く、お金かからないし。
 ……ここまでえらそーなこと書いてふと思いましたが、無能サラリーマンだったわたしに偉そうなことを書く権利はないですね……。あたりまえのことをきちんとやるのって難しい。
 そういえば「ちびまるこちゃん」の巻末のエッセイかなにかで「お母さん……あたしクビになっちゃった……」ってくだりがあったな。まんがを描くひとはダメ人間でいいのだ、と開き直るつもりはさらさらないですが。まんがもビジネスですしね。また脱線。

 名探偵コナン見る。復讐。うーん。


2000/12/05(火) そうだったのか! 現代史

 晴れ。

 何年かぶりに養命酒飲む。冷え症なもんで……。以前と味が違うような気がします。前は飲んだあとすぐに水を流し込んで薬臭さを消してたんですが、いまはべつだんどうということも。舌が鈍くなったのか。
 疲労回復はどうかわかりませんが、生薬のせいかアルコールが14%もあるせいか手足の冷えには効きます。楽になりました。暑くなってエアコンを切ってしまいました。

★池上彰「そうだったのか! 現代史」(集英社)読む。著者は週刊こどもニュースのお父さん役。池上おとうさんの言うこと書くことを妄信するつもりはありませんが、非常に難しいことをやさしく解説するという難題に果敢にチャレンジしつづけるところを尊敬してます。
 直接テレビを見たわけではないのですが……湾岸戦争のとき、ニューズウィークとかの表紙にもなった、例の捕虜になった兵士の傷だらけの顔を見てコメンテーターたちがこぞって「イラクはなんてひどいことを!」って憤る。そのうちのひとり、外人部隊出身のひとが「じぶんの顔を殴るとこういう傷がつきますね」、とひとことコメントすると、みなさん沈黙してしまったそうです。 
 これといって専門的知識もなくすぐ頭に血がのぼるわたしは、この沈黙する側にまわる可能性と縁を切れない。「そうだったのか! 現代史」は頭を冷やすのにはとてもよい本だと思います。

 ……一言居士より文句がひとつだけ。巻末の参考、おすすめの資料のページに、デンゼル・ワシントンやメグ・ライアンが出ている「戦火の勇気」が入ってますが、この映画は単に湾岸を舞台にしただけで、湾岸戦争そのものの本質には触れていません。戦争のおおもとを作った大国の責任にももちろん触れていません。湾岸戦争を考えるうえでの参考にはならないのではないか、と思いました。いわば薮の中〜羅生門モノの一種のミステリです。
 余談。手塚がヤハリ羅生門の影響か、あーゆータイプの「落盤」という短篇を描いていますが、さいしょのギャグタッチから、真相が明かされるにつれ、だんだんにリアルな絵柄になっていく。これはまんがやアニメならではの表現ですね。
 あと文句じゃないですが、この本では、南ベトナム解放民族戦線の補給線を「ホーチミン・ルート」としてあります。本によっては「ホーチミン・トレイル」とするものがあります。どっちでもいいのかしら。


2000/12/06(水) U2

 晴れ。

 クローズアップ現代見る。在韓米軍。まだU2って現役なんだ。物持ちがいいですね。

 新しい内閣が発足しました。橋本龍太郎が入っていてめまいが。彼は蔵相のとき、湾岸戦争の戦費として130億ドルを値切りもせず、使途もレートの確認もせずポンと払って国を危うくした国賊ではないですか。行革担当が聞いて呆れます。……一部、前日の本の受売りで書きました(^^)。いけませんね勉強しないと。

 ニュース23見る。駅伝の選手が「日本とシドニーは(洗面所とかで)排水されるときにできるうずまきが逆なんですよー」と言っていました。うずまきの左右は自転とは関係ない、ってのをなにかで読みましたがほんとうはどうなんでしょうか。台風くらいデカくなれば影響があるでしょうけど。フーコーの振子からの連想? フーコーの振子といえばウンベルト・エーコ。長くなるからまたにしよう……。

 ビルボードトップ40見る。……リアムのもと奥さんってパッツィ・ケンジットだったんだ。知らなかった。いっしょにいたころはブラーを聴いてるとビンが飛んできたらしい。そこまで嫌いか……。
 カンサスが来日するという。まだ存在してたんですね。めまい。いやすごいと思います。


2000/12/07(木) 火の九日間

 晴れ。

 子供のころお世話になった大おばの通夜に出る。いい歳して精神がコドモなので、どうにもこうにもしんどく感じてしまいました。
 真言宗だったかのお坊さんのお経にちょっとぐっときてしまう。一ケ所だけ平明なことばづかいだったので。……昨日までは明るかったかんばせも今日にはつめたいむくろとなり……とかそんなふう。

 プレジデントだったかな、マイケル・クライトンのインタビュー読む。ネットだのハイテクだのの幻想を指弾するという、いつぞやのテレビのインタビューと主旨はだいたい同じですが、マイケルの執筆修行がスゴい。学業や仕事との両立にせまられて、という理由はあれどとにかく早書きの修練につとめ、9日で一冊書けるようになった、ほとんどの作家の経験するスランプとも無縁でいられた、という。きょうから心を入れ替えます。

 逃避して書肆。ロッキングオンをパラリと。ノエルの強気インタビュー。やっぱ解散しないんだ。うーん。いまからでも真剣に聴いてみますかオアシス……。

 ニュースステーション、ザ・ビートルズ秘蔵映像、この日でさいご。ワーキング・クラス・ヒーローだっけ、タイトル忘れちゃった(^^)。ビートルズっていうかジョン・レノンのソロ? わたしはビートルズが好きなのであってジョンのファンではない、というのを確認しました。


2000/12/08(金) 女性専用

 晴れ。

 京王線で女性専用車両を走らせるという。うおお乗りてえ〜(……)。男女差別の撤廃に逆行する、とお考えのムキもおありでしょうが、痴漢以外にも、酔っぱらい対策としてもこういった措置もいまは必要だと思います。……車内を撮影していたのは女性カメラマンだったのかしら。
 たいして飲めもしないくせに飲めるつもりでカパカパやったあげくコントロールを失ってひとに迷惑をかけるのは断じて大人のおこないではない。酒はドラッグであるという認識を持たねばならぬ。危険な薬品の扱いはプロの指導を受けねばならぬのに、なんで酒の飲みかたは独学が許されるのか。酒が飲めることが一人前の大人の証し、というのはもういいかげんにやめよう。家族に酒乱がいないひとだけにしか通用しないまやかしである。酒造メーカーや広告会社のつくるイメージを振り払おう。飲んではじめて本音が言える、というのは大人ではなくてただの卑怯者ではないのか。ドラッグをやっている最中のひとの本音とやらをなんで信用できるのか。酒は自白剤なのか。モンゴロイドの多くは酒に弱いのだ。飲めないことを前提にしよう。中島らも「今夜、すべてのバーで」を読もう。前にも書いたっけ。……このへんで。

 専門家に聞きましたが、せんじつ買ったhpプリンタ、イーサネットでプリントサーバつないでもUSBと速度は大差ないらしい。ちょっとがっかり。ベストモードまではまあいいけど、高精細だと一枚出すのに15分かかりますUSB(^^;。新しいドライバが出たけど、ダウンロードするのがおっくう……。あたしゃてっきりプリントサーバってのはガーッとデータを読み込んでバーッと吐き出すものかと思ってました。むーん。


2000/12/09(土) 密室教室

 晴れ。仕上げ作業。ふんぞりかえった姿勢でやってみる。少し楽になりました。
 わたしはヤソではないですが日報をクリスマス仕様にしました。

 きょうのMacユーザー発見のコーナー。関口宏の本の番組、乙武くんのインタビュー。オフィスの乙武くん、PowerBookにむかってお仕事中でした。乙武くんはやっぱりひねくれ者でした。ちがうか。あの短いショットでもけっこうな宣伝効果があるかも、と革マク派は期待するのである。
 使用中のPowerBook、裏から見ると林檎マークの天地がひっくらかえっちゃうのがなー。フタをあけると180度クルリと回転するギミックがあれば盗んででも入手しますよPowerBook。
 「五体不満足」というタイトル、出版社側でなく乙武くんの発案だそうです。! なんて冷静な頭脳の持ち主なんだ。これしかないッ、て感じだよな。

 レイカーズ対ソニックス。なんか同じチームの紅白戦みたい。どちらも強烈なディフェンスのわずかなスキをついて切れ込むかたち。速くてよくわからない。
 スラムダンクの影響でNBAを見はじめたころは、NBAの顔であるところのジョーダンは一度めの引退をしていましたが、しばらくして復帰した彼は、雑誌とかから伝わる、空を飛んでダーンク、というイメージとはちがって、インサイドでファウルをもらいつつ苦しいシュートを決めてボーナススローも確実に沈め、残り3秒で1点負け、のような状況からの逆転サヨナラをかっとばす、なによりも勝ちに執着する選手でした。ハッと気づくと30点取っている感じ。コービーやビンスは無責任に観戦するぶんにはジョーダン以上に楽しい選手ですが。
 ……げっ、レイカーズ、ソニックスに2連敗。プレイオフであたったら7戦めまでタタりそう。だいじょうぶか。

 週刊ブックレビュー、アシスタントのおねいさんが書評ゲスト・法月綸太郎のデビュー作を密室教室と言っていた。ちがう! 密閉教室だよおねいさん! まあ確かに教室が密室なんだけど。
 後半のゲストは大沢在昌。心では重すぎる。わたしは新宿鮫しか読んでいない……不勉強。しかしなー……鮫島の恋人のバンドの名前がフーズ・ハニィだしな……ストーリーがまんがっぽいし……いやべつにいいんですけどねおもしろいから。孤立したキャリア警官といい、才能ある美しい恋人といい、優れた設定だと思います。
 あ、いま思い出した。だいぶん前ですが、読まずに死ねるか!のイベントでナマ大沢を見ました。これが作家? なんて流暢にしゃべるかっこいいひとなんだ、と思いました。
 イベントのプログラムとして、監督はヴェンダースだったかな、映画「ハメット」の上映がありました。寝ました。でも「信用できる人間が恋人とアナーキストのふたりしかいない」とボヤくハメットさんに「ふたりいりゃたいしたもんでさ」って当のアナーキストの運転手が言うセリフはよかった。なんとなしおかしい。


2000/12/10(日) ヒゲのOL……でなく

 アーウラー。曇のち晴れ。

 ニュータイプ読む。富野由悠季と「ジュブナイル」の監督の対談。正直言うとまだターンAぜんぶ見てないんですが(^^;、第一話から感動して涙がボロボロ出て止まりませんでした。
 わたしにとっては、ファーストガンダムには新しさはあったけれど感動はなかった。ターンAには感動がある。サンライズ作品をお手本にするなら、富野由悠季でなく長浜忠夫のほうだと半ば本気で思ってましたが、富野作品からも感動が得られるいま、そうカタクナにならんでも、と考えを変えました。「おヒゲのあるホワイトドール?」を聞いて、カントク! 一生ついていきます! と思いました。

 ラジオで「巷ではすっかりクリスマス気分に……」とか言ってるのを聞いて、チマタに恥ずかしい股、と字を当ててみる。恥股はクリスマス……すみません、頭が疲れてます。


●過去ログ/これ以前のクリスマス日報●

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