トップページ《クール日記》>>メインメニュー>>このページ
▼ご希望のコンテンツまでジャンプ!
★デジコミ・コム著 デジコミマスターズ(毎日コミュニケーションズ)をご購読ください。以上。……マジこのページを読むよりそのほうが100倍確実&有益です。でもませっかく作ったこのページ、ご覧いただければ幸い。
おおまかには次の手順です(太字は一括自動処理できるプロセス)
■蛍光ピンクボールペンで原画にアタリ線→原画をスキャン→レベル補正・よく使うトーンを貼る→ベタ塗り、トーン切り抜き、削り→白黒2値化→入稿
●見た目の印象を、既存のアナログ原稿と近い仕上がりにするのを目標としています。
●モダーンMac環境とアドビ社Photoshop5.5の使用を前提にしています。ウィンドウズの知識が無いもので……512MB以上のメモリ、G3/233MHz以上、パソコン本体に40G以上・ULTRA ATA33〜66以上の高速HDがあると快適。
FiweWireの外付けHDを接続して、それにPhotoshopの仮想記憶ディスクにあててもオッケーです。FireWireHDは安定度が高く使い勝手もよいです。
技術の進歩はありがたく、以前とはちがい、本体内蔵ULTRA ATAにくらべても処理速度は遜色ないほどにアップしました。
●ベージュG3を含むそれ以前の機種をお持ちのかたは……それらは緊急用の補助機とし、新しいMacを買いましょう(^^)。2002年4月現在のMac現行機種であれば、どれでもデジコミの用途に使えます。●このサイトでのデジコミ〜デジタル・コミックの定義:
まんがをページ物のデータと前提し、線の修正、黒ベタ塗りおよびスクリーントーン貼り/削りなどをコンピュータ上で処理する。作業の一部をフォトショップにより自動化。見た目の印象がアナログとたがわないもの……とします。PDAでまんがを読む、などのインタフェースを指す言葉ではありません。
●アナログに近い仕上がりのモノクロ処理は、手法の選択の幅が限られます。最終的に白黒2値、1200dpiのデータにしておくことがキモです。グレースケールでの入稿は仕上がりが読めないため危険です。
●わたしの説明をまんまマネすると、悪いたとえですがヘンな日本語をあやつる外国人タレントに日本語会話を習うようなものデース(^^)。ゴヤは勝手な反則技も使っています。このページではゴヤ式デジコミのおおざっぱな流れの説明のみとします。本格的な導入・移行をお考えの場合は、リンクページのデジコミ・コムのサイト、掲示板をご参照ください。また、時間と手間などのリスクをご承知ください。
★ゴヤはPhotoshop5.5とパワートーン2、パワートーン3、デジコミツールズを主に使用しています。
*Photoshop6は非常に高機能ですが、自動処理に制限があるそうです。最新バージョンPhotoshop7に期待しつつ5もしくは5.5との併用をお勧めします。
★印刷・製版の基礎知識が必要です。入門書をさらっと読めばオッケー。
★反射原稿で入稿の場合、グラデのトーンジャンプを避けるには、イメージセッターもしくはレーザープリンタ、HPインクジェットプリンタなどによる1200×1200dpi出力が必要です。
●第一段階■本体内蔵のHDをパーティションを切り、Photoshop仮想記憶専用のディスクを作成しておくと便利です。断片化が進んでPhotoshopの処理速度などのパフォーマンスが下がった場合、専用ディスクのみを「特別」メニューの「ディスクの初期化」で初期化すれば、HD全体を初期化してデータを入れ換えることなく、また快適にデジコミできます。通常は3G程度あれば問題ありませんが、10Gあれば、16枚一括バッチ、という重い処理も中断されることもありません。
PowerMacG4など、大容量HDを容易に増設できる環境のかたは、もちろんその増設ぶんを仮想記憶専用のディスクにするのがベストです。原画に蛍光ピンクマーカー*1で、トーンで影をつけたい部分など、任意の領域をかこみます(セルアニメの色トレスをご想像ください)。髪の毛など、線画を意図的に途切れさせたいところにもトーンを貼る場合もピンクでかこめばオッケー。自動選択ツールで範囲が選択できます。
↓
RGB、600dpiでスキャン。スピードは落ちますが、できるだけ品質重視の設定で。スキャン中に手があいたら読書など……。
↓
もしスキャンした線画やトレス線の濃度が低ければ、レベル補正で調整します。
↓
仮のトンボを使って位置を合わせ、レイヤーのズレをふせぐため対角線上の2箇所のスミに小さくベタ塗り*2。仮トンボを捨てて適当な名前をつけて保存。
位置合わせが終わった後のプロセスは、レベル補正の調整と合わせてアクションを組めば楽です。●16P作品なら、もちろんこれ↑を16回くりかえします。ああ、めんどくさい……。
*1ゴヤ使用の蛍光ピンクマーカー
:PILOT HITEC-C ピンク 0.3ミリ。200円(税別)。ゴヤの環境だと、ピンク以外に余分な色が入るので、マゼンタと赤をそれぞれ選択して色トレス線レイヤーを作成、シャドウを選択してつくった線画レイヤーから、中間調(グレイ)を色域指定で選択、消去すると、きれいに分解できました。値段が高いぶん、細い線もきれいに描けますね。0.3、0.4、0.5ミリが基本。一部の色には0.7ミリがあります。*2下地づくり段階のこのあたりは、道原かつみ氏のサイトに平明な解説がされていて、勉強になります。
●第二段階
★ここからはPhotoshop5.5によるバッチ処理。保存したファイルを呼び出し、レイヤーを複製。複製したこのレイヤーをアクティブにし、明るさ・コントラストでコントラストを100、明るさを25くらいにして蛍光ピンクの線がとぎれないよう思いきり太くし、マゼンタを色域指定で選択、新規レイヤーを作成し、「編集メニュー」の「塗りつぶし」で黒に。
ひきつづき複製したレイヤーから、色域指定でこんどは赤を選択、さきほどの新規レイヤーに「編集メニュー」の「塗りつぶし」で黒に。これでマゼンタ・赤両方の合成された線ができました。この新規レイヤーに「色トレス」と名前をつけます。
↓
今度は複製前のもとのレイヤーをアクティブにし、明るさ・コントラストでコントラストを100、明るさを50〜70くらいにして主線の太さを適正に調節し、色域指定で黒(シャドウ)を選択、コピー&ペーストでピンクを省いた「線画」レイヤーを作成します。念のため色域指定で中間調を選択して、それを削除します。もとのレイヤーと複製したレイヤーを捨てて「線画」「色トレス」2枚のみにします。
↓
モードをRGBからグレースケールに。
↓
★こののち、あらかじめ作っておいたトンボ*3や、パワートーンで作った600dpiグレースケールのスクリーントーンファイルを貼っていきます。ゴヤはトンボと黒ベタ塗り、10〜40%のアミ、砂目など、よく使うものを合計10枚ほど貼っています。
↓
(★のプロセスの補足)ベースとなる10%は、パワートーンで作成した後、数ピクセルほど、タテとヨコにそれぞれズラしています。グラデなどと重ねた場合、わずかにズレがあったほうが、グラデのドットと自然な重なりに見えます。
また、20〜40%は、おのおののパーセンテージのグレーをそのまま貼りつけています。白黒2値化する際に、ドットの形のきれいにアミになります。
↓
重い処理なので、念のためトーンファイルを貼り込むたびに、毎回クリップボードの内容を消去することをおすすめします(「編集」メニュー)。
↓
バッチ処理ダイアログで指定したフォルダに保存されます。*3線画やトーンが見やすいようケイ線以外を白く塗りつぶし、原稿用紙に見立てた白バックにします
●第三段階
★これ以降は人間の切り抜き作業。バッチ処理で貼ったトーンファイルすべてにレイヤーマスク:すべてを隠すでレイヤーマスクを作成します。アクションを組むと楽です*4。もとのファイルには手をつけず、編集するのは常にレイヤーマスクのみにします。こうすればトーンを描いたり塗ったりすることもできます。インスタンテックスをご想像ください(逆にわかりにくい?)。
↓
線画の修正。ゴミとり。一時的に「線画」を編集:水平方向に反転し、狂ったデッサンを整えるとか(^^)。トレス台の上で原稿をひっくり返してデッサンの確認、のデジタル版。
↓
さきの色トレスレイヤーにそってトーンを貼り、用済みの色トレスレイヤーは破棄します。
↓
★トーン貼りのちょっと便利なテク★
50%くらいに不透明度を下げた仮のレイヤーに、トーンを貼りたい範囲を黒で塗り、コマンド+仮のレイヤーをクリック、で選択範囲が作成されます。貼りたいトーンのレイヤーをアクティブにし、さきほど作成した範囲を使って、レイヤーマスクを切り抜きます。用済みの仮のレイヤーは破棄。クイックマスクのように、選択範囲が常に確認しやすく、便利です。
↓
カッターのけずりの再現は難しいですが……ゴヤはリンクページの道原かつみ氏のサイトにあるブラシで削っています。
↓
問題は40線以上のグラデーション! ブラシで塗ったり、グラデーションツールで0%〜70%の範囲でグラデを作成。70%以上のグラデはベタに限りなく近くなり、きれいに印刷に出ないので避けます。色見本パレットに5%〜10%刻みでモノクロ用のグレーパレットをつくっておくとラクです。
↓
40線のグラデなら、パワートーンでオッケー。バック処理のカミナリやランダム罫線などもパワートーンで貼ります。
↓
「デジコミツールズ」で、スピード線や集中線を作成。対象となるコマより大きめに作成し、レイヤーマスクを貼ると、トーン同様、選択範囲の修正が楽です。
↓
トーンを貼ったら画像を統合、モードを白黒2値にします。解像度を1200dpi、ハーフトーンスクリーンをチェック。線数は60lpi、角度は45度、ドットのかたちは円形。グレーのピクセルはすべてこの段階で60線のアミになります*5。
↓
出力、もしくはデータ入稿。MOやCD-ROMのラベルに、「Photoshop5.5、psd、白黒2値」など、念のためバージョンやファイル形式を明記します。*4このアクションをバッチ処理に組み込むとファイルサイズが大きくなるようなので、避けています。
*5ゴヤはグラデに重ねることを考え、アミトーンはすべてモアレの出ないよう60lpiにしています。アミとグラデを、従来のアナログスクリーントーン(ややこしいな)のスミに表記してある「60線」のもので統一している、とお考えください。
★免責および注意事項〜このページを参考にした結果、被害、損害が発生した場合でも、ゴヤアキラは一切責任を負いません。ご了承ください★
★文中、デジコミ・コムなどでの勉強を推奨していますが、このページにおけるすべての文責はゴヤアキラにあります★